2019年11月14日
一般社団法人日本医療薬学会
会員 各位
一般社団法人日本医療薬学会
医療薬学学術第一小委員会


「医療現場における薬物相互作用へのかかわり方ガイド」の公表


 医薬品開発過程における薬物相互作用の検討方法および情報提供に関して、欧米との調和を図りながら日本でも改訂作業が進められ、2018年7月に「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」として厚生労働省から発出されました。この内容は、主に薬物代謝酵素や薬物トランスポーターを介する相互作用をin vitro試験で検出し、モデル解析等に基づき必要に応じて臨床薬物相互作用試験を実施し、それらの結果を添付文書に反映させるまでの流れを、最新の科学的知見を基盤として詳述したものです。今後、医薬品開発時にこの新ガイドラインに沿った相互作用が検討され、添付文書で注意喚起される例が増えてくるものと予想されます。このような状況を踏まえ、医療薬学学術第一小委員会では、医療現場において薬物相互作用をどのように評価しマネジメントに取り組むか、また、薬物相互作用に関連する問題点をどのように抽出し、研究を進めるかなどに関するガイドを作成いたしました。
 本学会会員のみならず、病院、薬局、在宅などの医療現場で活躍される皆様に、本ガイドをご活用いただければ幸いです。



【医療現場における薬物相互作用へのかかわり方ガイド】