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利益相反Q&A


「医療薬学」誌の利益相反に関するQ&A


Q1. 学会誌への論文を投稿する際に申告すべき利益相反(COI)について説明してください。

A1. 投稿論文では、著者はその研究の公正・中立性に疑問を抱かせる可能性のある全ての利害関係(金銭的・個人的関係)を開示することが求められています。「医療薬学」に掲載される総説、一般論文、ノート、ミニレビュー、総説などがCOI管理の対象となり、投稿時に自己申告によるCOI報告書(様式2)の提出が必要となります。論文を掲載する場合、著者全員について当該論文の内容と関連する企業等との関係をCOI自己申告書に基づき開示することが義務づけられます。



Q2. 論文投稿時にどの範囲までが利益相反の対象となりますか。

A2. 本学会利益相反マネジメント規程第3条2項に従い、「医療薬学」に発表を行う著者全員について、投稿時から遡って過去1年以内の発表内容に関するCOI状態を執筆規定に従い様式2により申告して頂きます。また、著者は同内容を、引用文献(References)の前に記載します。規定されたCOI状態がない場合は、「開示すべき利益相反はない」または「No potential conflicts of interest were disclosed」の定型文を同部分に記載します。なお提出されたCOI報告書は論文査読者には開示されません。



Q3. 利益相反(COI)状態について説明してください

A3. 「医療薬学」誌で報告される研究成果には、各種疾患を対象とした薬物治療の効果・副作用、新規医薬品の評価などが数多く含まれており、その研究の推進には製薬企業等との共同研究、受託研究、奨学寄付金、寄付講座などが大きな基盤となっています。研究成果を社会へ還元するという公的利益の一方で、成果により研究者自身が得る金銭、知財等の私的利益が発生する場合があります。この公的利益と私的利益が研究者自身の中に生じる状態を、これら利益が矛盾しない場合であっても利益相反状態(COI状態)とよびます。医療薬学に論文を投稿される場合、著者全員の利益相反状態について自己申告を行って頂くこととなりました。



Q4. 学会誌投稿時に記載するCOI報告書(様式2)はどのように記載すればよいのですか

A4. 当該論文に関係した企業・団体などとの間にCOI状態が存在する場合、申告事項のある項目の「有」にチェックし、COI状態の存在する著者の名前とCOI状態にある企業名を記載します。申告事項がない項目には、「無」にチェックします。



Q5. COI報告書に記載すべき企業・組織または団体とは。

A5 研究を受託または共同で行った場合、評価される治療法・薬剤、機器などに関連して特許権等の権利を有している場合、使用される薬剤・機材などを無償で提供を受けている場合、研究助成・寄付などを受けている場合、未承認の医薬品や医療機器の提供を受けている場合、寄付講座などを受け入れている場合などが対象となります。投稿論文の著者の所属として公表される企業については、その著者と利害関係にある企業には含まれません(COI自己申告の対象外)。



Q6. 講座、部局などが受けている受託研究費、奨学寄付金は申告する必要がありますか。

A6. 筆頭著者が受託研究費受領代表者(筆頭著者の所属する講座・研究室の代表)と異なっていても受託研究と同一の内容の論文を投稿する場合は、申告する必要があります。しかし「論文内容と関連する企業、団体等との経済的関係」に限られますので、企業、団体等との経済的な関係のない論文内容であれば申告する必要はありません。



Q7. 日本医療薬学会の会員でない著者はCOI申告の必要はありませんか。

A7. 全ての著者にCOIを申告して頂きますので、会員でなくても申告の義務があります。



Q8. 症例報告もCOI申告の対象となりますか。

A8. 症例報告であっても薬物・薬物治療の評価を論文中に記載するような場合は、COI状態となる可能性があります。COI状態が生じうる報告とそうでない報告とを事前に判断することは不可能ですので、全ての論文を対象にせざるを得ないことをご理解ください。



Q9. 学会はCOI申告書の内容を確認調査しますか

A9. 特に調査はしません。連絡著者(責任著者)の責任の下、共著者全員のCOI状態について自己申告していただいた報告書(様式2)の内容で判断します。



Q10.所属する大学でCOIの自己申告を済ませていますが、「医療薬学」誌に論文投稿する際もCOIを申告する必要がありますか。

A10. 投稿論文では、著者はその研究の公正・中立性に疑問を抱かせる可能性のある全ての利害関係(金銭的・個人的関係)を開示することが求められています。そのため所属機関におけるCOIの自己申告とは別に、論文投稿時にCOI自己申告をして頂く必要があります。



Q11. 論文が掲載されるときに、申告したCOI状態は誌上に開示されますか。

A11. 執筆規定に従い、投稿論文中の「引用文献」の前に「著者の利益相反」と見出しをつけ、開示していただきます。記載方法については、執筆ガイドラインを参照してください。提出されたCOI申告書の内容が正しく論文に記載されていない場合は、編集委員会より訂正を求めることがあります。