設立趣旨
日本医療薬学会の目的は、「病院、薬局、製薬企業、薬学教育機関、行政等に携わる個人を会員とし、医療薬学に関する学理及びその応用についての研究発表、知識の交換、会員相互及び内外の関連学会との連携協力等を行うことにより、医療薬学の進歩及び普及を図り、もって我が国の学術文化の発展と国民の福祉の向上に寄与する」ことです。
医薬品は疾病の診断、治療や予防に必要不可欠ですが、使い方を誤れば効果が得られないだけでなく、副作用や生活の質(QOL)低下をもたらします。医薬品を安心して使用し有用性を最大限に引き出すには、医薬品適正使用のための良質のエビデンスを構築し、薬の専門家である薬剤師が他の医療職種や関係者と連携しながら科学的根拠に基づいて薬物療法を実践する必要があります。
本学会では、医療に直結する薬学分野のプロフェッショナルが集う学術団体として、研究・教育を通して医薬品適正使用のための良質なエビデンスを構築し、学術の発展と国民の福祉向上に寄与しています。
活動概要
本学会では、学術集会・研修会の開催、学術誌の編集・発行、各学術書籍の編集・出版、各専門薬剤師の認定・制度運営、調査研究支援や海外研修助成、学会賞等の選考・表彰などの事業を行っています。また、関連学会との連携協力等も行っており、学会活動全般を通じ、学術活動の促進および医療薬学の発展、そして国民の福祉向上に寄与することを目的に活動しています。